ネット上の情報をどこまで鵜呑みにしていいか②
ネットトラブル
2015.10.03
質問者:
昨日の続き「・ネット上の情報をどこまで鵜呑みにしていいか」について、もう少し質問させていただければと思います。
インターネットの情報は、「発信元自身の信頼度」と「情報が書かれているサイトの形式」によって信頼度を測りながら、自分で判断するということが大切だというお話でした。
とはいえ、一般的なネット利用者が簡単に身に付く感覚でもないような気がします。具体的に有名掲示板やサイトの個々の信頼性について、お話頂くことは可能ですか?
大和田:
まず、掲示板と言うものに対してフォーカスしてお話致します。
有名掲示板と言うと、2ちゃんねるなどが代表的ですね。
その他、したらば掲示板などが比較的利用者が多いでしょうか。
掲示板に関しての信頼性を問うとなると、私の考えとしては旧2ちゃんねるの運営者である西村ひろゆきさんの考えに同意します。
「掲示板は匿名が前提、嘘や誹謗中傷が書かれる事もある。従って情報の取捨選択能力がないと掲示板を使うのは難しい(うそはうそであると見抜ける人でないと難しい)」
上記のコメントをされています。
過去の歴史にさかのぼります。
パソコン通信の時代になると、匿名とはいえ特定少数のユーザーが利用していました。
そのころからハンドルネームなどバーチャルな世界での名前は存在しました。
しかし、匿名と言うよりはそもそもの利用者が特定少数で身分が明らかになっていた面もありました。
さらに、回線環境が変わりインターネット通信が高速になりました。
そして、一般家庭でも気軽に導入できるようになりました。
現在ではスマートフォンが普及し、職業・収入・ITに対するリテラシーや老若男女問わずインターネットにアクセスする事が出来るようになっています。
少し長くなりましたが、結論としては誰でも使えるようになりました。
そのインターネットの世界が爆発的に成長する過程の中で、匿名性がある事によってサービスが伸び続けてきたという面は無視する事が出来ません。
そのような背景と前提の中で、「信頼性を」と言う点においては、前回のお話の通り、インターネットの世界観の変化やネットの書き込み・口コミに対する価値観の変化があり、信頼性は飛躍的に高まっているのは事実です。
しかし、匿名である以上は嘘も真実も利用者自身が見抜く・判断しなければならないという点は理解して利用していかなければならないと考えます。
掲示板の信頼性の答えとしては「貴重な情報源だが信頼に値するかは本人次第」です。
質問者:
その性質上、「本人次第」な側面があるということですね。
では、ネットリテラシーに関する教育は追いついているのでしょうか?
先日、新入社員が企画会議にWikipediaの情報もとに作成した企画書を提出したことが話題になりましたが、そういう人も増えているのでしょうか?
大和田:
弊社が調査したものではありませんので、正確性には欠けますが肌感覚としては、wikipediaの情報に限らず、インターネットで情報収集をし企画書などを作成している人は当然多いと思います。
私自身もインターネットで調べた情報を参考にするケースは多くあります。
当然、社外向けに使うなどの場合には引用元の信頼性を検討し利用していきますが。
また、ご質問のネットリテラシーに関する教育と言う点においては、実際問題としては追いついてはいない・・・というより結構大変でしょうね。
確かに学校が携帯電話やネットの使い方をレクチャーしたり外部講師を招いたりと言う取り組みをなさっています。
しかし、「やっちゃいけない」と言われて全てやめてくれればいいんでしょうが。。。
また、多少年齢層が上がってきた場合には、企業側がご指摘されたような事を取り組むべきかと言う点になると思います。
例えば、部長や役員の方がスタッフから企画書が上がってきた際に情報元がまさかwikipediaを使うなんて思っていないわけです。
しかし、そのような時代になっているという点を考えると、例えばビジネスマナーや一般教養として教えるべきなのか?そこまですべきなのか?と言うところは悩ましいですね。
質問者:
確かに、教育とひと口にいっても、実行するには大変そうですね。。。マナーなのか、一般教養なのか
親が指導するのか教育機関や企業なのか。。。
そのあたりはまだ整理されていないようですし、これから取り組みが活発化していくような印象を受けました。
東京都生まれ。
高校卒業後に情報通信関連の一部上場企業に入社。
同社ではインターネット関連の事業部に所属し、退職後、モバイルメディア事業を立ち上げる。
2006年に株式会社アドリンクを設立、代表に就任。インターネット広告の代理店事業を開始。
2009年にネット上の誹謗中傷対策の分野に進出。
2013年、ネクストリンク株式会社に社名変更し、
ネット上の誹謗中傷対策事業を主軸として事業を展開して現在に至る。
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