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ブラック企業の歴史

質問者: 今ではすっかり「ブラック企業」という言葉が浸透していますが、どうやってブラック企業と呼ばれ始めたかについて今日はお伺いしたいと思います。 宜しくお願い致します。 現在では、主要な新聞・テレビでも「ブラック企業」という言葉を使っていますが、その始まりはネットですよね?どういう経緯で言葉が使われるようになったのでしょうか。

質問者:

今ではすっかり「ブラック企業」という言葉が浸透していますが、どうやってブラック企業と呼ばれ始めたかについて今日はお伺いしたいと思います。
宜しくお願い致します。

現在では、主要な新聞・テレビでも「ブラック企業」という言葉を使っていますが、その始まりはネットですよね?どういう経緯で言葉が使われるようになったのでしょうか。

 

大和田:

ブラック企業と言う言葉が使われ始めたのは2012年頃からです。
元々はIT企業の中でも特にプログラマなどを中心として、残業・徹夜などが常態化している勤務状況に対してブラック企業と言われるようになりました。

 

質問者:

2012年ですか、、意外と最近だという印象ですね。
過酷な労働環境を生み出している企業に対して、従業員が揶揄するために使っていた言葉だったのですね。
あまりに辛い環境だったので、ネット上に書き込んでいた…ということでしょうか?


大和田:

辛い環境だというのも勿論ありますが、一種の話題になっている面も強かったと思います。
ベンチャーで急成長しているわけですから、寝食惜しまずプロジェクトに没頭しているメンバーが、ブラックを冗談として言っていたのが話題になっていった面があると考えています。
しかし、当然ながらスタートアップ時のメンバーと成長過程で入ってくるメンバーでは事業のフェーズは変わっていますから価値観のギャップが広がっていきます。
最初は冗談だったのが、ブラック企業と揶揄するようになったのです。


質問者:

確かに、急成長している企業の中で起こり得る、従業員同士の価値観のギャップというのはありますよね。それがきっかけになって、「ブラック企業」という言葉が初めに使われている意味よりも、拡大した使われ方になってきたのですね。
その会社が本当に労働基準法を違反しているかどうかは別軸に置いておいての質問なのですが、「ブラック企業大賞」や2ちゃんねるの中での「ブラック偏差値ランキング」といった評価する風潮は、いつ頃始まったものなのでしょうか?これも2012年頃でしょうか?


大和田:

ブラック企業大賞自体は2012年からですね。
メディアとしての言葉の扱いは2012年頃からで、ネット上での話題としては、ずいぶん古く2004年頃には使われていましたね。
先ほどの偏差値ランキングなどは偏差値がつかないものであれば2004年から、偏差値がつけられたものは2005年からのようです。


質問者:

単語が生まれたのは、2004年頃…ということは10年ほど経っているのですね。それが一般化したのが2012年。
2004年頃というと、インターネットやパソコンが普及しだした年代と近いような気がします。それも関係があるのでしょうか?
あと、ブラック企業大賞は、民間の団体が独自に評価しているものですよね。それとネット上との悪評・風評被害の量とは関係があると思われますか?


大和田:

2004年頃だと、インターネットやパソコンの普及ではなく、ウェブサービスが多様化しだした頃ですね。
ブログが登場したり、その後は国内SNSが登場したりという時期です。

次にブラック企業大賞の評価についてですが、ネット上の悪評は関係あると感じます。
選考するうえでもネット上での投票を受け付けていますから、そのような声が多ければ多いほど影響はあるでしょう。
しかし、数ではなくメディアでの報道や事件等の重大性によっても評価の重さが変わってくるとも思います。


質問者:

実際に人が亡くなってしまった事件事故を起こした企業もノミネートされていますね。その重大性によっても変わってくると。
もともと、ネット上にある悪評だけを引っ張ってきてノミネートさせているわけではなさそうですね。。
最後に、「ブラック企業」という言葉がここまで浸透してきた原因はなんだと思われますか?


大和田:

浸透と言うよりは私どもは誤認と言っています。


質問者:

誤認、ですか?どういう意味で使われているのでしょうか。


大和田:

法律を侵している会社(反社・違法)と労働環境が大変な会社と混同して報道する中でブラック企業と言う言葉を使っていたのが原因だと思います。
労働環境が大変なのは、前述した際にもお伝えしましたが、寝食惜しんでプロジェクトに取り組んでいる、懸命に成長しようとしている会社のことだったものが、表現が弯曲して気付いたら違法な会社も一色単に「ブラック企業」と表現されるようになってしまったわけです。


質問者:

本来は、非常に速いスピードで事業を推進している会社のことを指す言葉だったのに、今では違法な会社に対しても使うようになってきてしまったので、本来の意味で指されている会社にとって「誤認」が起こる…ということなのですね。

言葉の意味は曖昧なものなのに、いっしょくたにされている会社の中には、「頑張っている企業」と「違法なことをしている企業」があり、単にブラック企業という言葉で、その線引きが明確にできる訳ではない、ということですね。
となると、「頑張っている企業」がブラック企業と呼ばれてしまうことには、今となってはデメリットしかありませんね。。。
言葉のいでたちがわかると、現状抱える問題が少しわかったような気がします。
どうもありがとうございました。

 

 

 

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大和田渉

東京都生まれ。

高校卒業後に情報通信関連の一部上場企業に入社。

同社ではインターネット関連の事業部に所属し、退職後、モバイルメディア事業を立ち上げる。

2006年に株式会社アドリンクを設立、代表に就任。インターネット広告の代理店事業を開始。
2009年にネット上の誹謗中傷対策の分野に進出。
2013年、ネクストリンク株式会社に社名変更し、
ネット上の誹謗中傷対策事業を主軸として事業を展開して現在に至る。

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